
「オーバードライブ機能ってなに?」
「オーバードライブすると、映像にどんな違いがでるの?」
こういった疑問を解決します。
本記事の内容
- モニターのオーバードライブとは?
- オーバードライブの仕組みと弱点。
記事の信頼性
- 記事を書いている僕はFPS歴10年以上。チームに所属し大会出場経験もあり。
- ゲーミングモニター関係の記事を、50記事以上執筆しています。
「オーバードライブ」とは、少しだけややこしいですが、仕組みは簡単です。サクッと理解してゲーミングモニター選びの参考にしてみてくださいね。
モニターのオーバードライブとは?
モニターのオーバードライブとは、下記のとおり。
- 簡単に:映像のブレを減らす技術
- きちんと:中間色層での応答速度を高速化し、映像の残像感を減らす技術
上記のとおり。
「モニター オーバードライブ」で検索して本記事を読んでいただいている人なら、上記でピンときてるかもです。
意味不明って人でも大丈夫です。解説していきますね。
ちなみに、オーバードライブ搭載のモニターは、こんな感じで表記されています。
オーバードライブが応答速度の高速化につながっているのが、分かるかと思います。
オーバードライブを知る前に。
オーバードライブを理解する前に知っておくべきは、「応答速度」についてです。
下記が分かればOKです。
応答速度とは?
- 応答速度とは、「映像の色の切り替わる速度」
- 応答速度は、「映像の色の鮮明さ」に直結する。
上記が分かればOK。分からなくても、OKです。
モニターの応答速度については、こちらの記事でまとめてあります。1分ほどで読んでもらって戻ってくればバッチリです。
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ゲーミングモニターの応答速度を1から解説【1msが最強はNG】
続きを見る
オーバードライブの仕組み
オーバードライブとは「応答速度を高速化し、映像の残像感を減らす技術」です。
具体的は技術は、下記のとおりです。
応答速度を高速化=液晶分子にかける電圧を、通常よりも大きく変化させ、色の変化を高速化させる。
(以下少し難しいですが、ゆっくり読んでみて下さい。)
液晶モニターの色というのは、液晶分子に加える電圧の変化で表示する色を変化させています。
この電圧を加える回路にオーバードライブ回路を用いることで、通常より大きく電圧を変化させ、モニターの応答速度を高速化させることができます。
電圧と色の変化図
オーバードライブの方が電圧の変化が速く、目的の色までの変化速度(応答速度)が速くなります。
モニターのオーバードライブの弱点
次にオーバードライブのデメリットについて見ていきます。
オーバードライブには、ちょっとしたデメリットもあるので理解しておきましょう。
デメリットは、オーバーシュート(アンダーシュート)です。
オーバーシュート(アンダーシュート)とは?
オーバーシュートとは、色の変化時に、例えば、電圧30→70の際にオーバードライブが強いと、電圧30→75→70と瞬間的に、その色を超えた電圧がかかってしまうことです。
下記の図が分かり安いです。
電圧と色の変化図
オーバーシュート(アンダーシュート)を図で表すと上記のとおりです。
ぶっちゃけわかる人はいない。
デメリットと上げながらも、正直オーバーシュートって、映像見てて、絶対分からないです。
超スローモーションで目をギンギンにこらしてみても、人間にはわからないですね。
オーバードライブの効果については、映像見ててしっかりわかるので、メリットの方が大きいです。(当たりまえですが...。)
» オーバードライブ搭載のゲーミングモニターを見てみる
【まとめ】モニターのオーバードライブ
本記事のまとめは、以下のとおりです。
- オーバードライブとは、「液晶分子にかける電圧の変化を大きくし、応答速度を高速化させ、映像の残像感を減らす技術」
- デメリットも仕組み上あるが、実際は無いも同然。
上記のとおり。
最後にですが、オーバードライブ機能の有無はゲーミングモニター選びにあまり関係なかったりします。
ゲーミングモニターを探している方は、下記の記事をどうぞ。
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【FPS向け】ゲーミングモニターの失敗しない選び方【2023年版】
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【2023】ゲーミングモニター 今選ぶべきおすすめ5台。【完全比較】
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ちなみに、同じく残像感を減らす技術の「ブラックフレーム」については、こちらの記事で解説しています。よかったらどうぞ。
» FPSで有利になるBenQの「DyAc」の効果とは?【解説】