キーボードのスイッチには、「メンブレン式」や「メカニカル式」などの種類があり、ゲームに適したスイッチ、作業用のタイピングに適したスイッチなど、実はそれぞれ大きな違いがあります。
メンブレンとメカニカルの違いって何なのか簡単に教えてほしい!
こういった方向けに、本ブログで解説していきます。
キーボードのスイッチは主に4種類です。
- メンブレン式
- メカニカル式
- パンタグラフ式
- 静電容量式
メンブレン式、メカニカル式と合わせて、「パンタグラフ式」と「静電容量式」についても合わせて紹介しますね。
自分に合うスイッチを選べるよう、まずは本ブログを読んでみてください。
ゲーミングキーボードの「メンブレン」と「メカニカル」のスイッチの違い
キーボードはスイッチによって、打鍵感(押し心地)や打鍵音(タイピング音)が変わってきます。細かく見ると、反応速度も変わってくるので、ゲーミング用においては重要な違いになってきます。
比較表
項目 | メンブレンスイッチ | メカニカルスイッチ |
---|---|---|
反応速度 | ||
同時押し | ||
疲労感 | ||
静音性 | ||
耐久性 | ||
防水性 | ||
耐久性 | ||
価格 |
ざっくりと違いと比較すると、上記となります。
全体的な使い心地はメカニカルスイッチの方が上ですが、その分、価格は高くなってしまいます。
メンブレンスイッチの特徴
ゴムのシートとシートが接触することで、物理的に入力を感知するスイッチ方式
メンブレンスイッチは、世の中のキーボードのほとんどで使われているスイッチです。会社や学校などで使われているキーボードは、99%メンブレンスイッチです。
メリット | デメリット |
---|---|
ゴムの接触なので打鍵音が静か 耐水性がある | 価格が安いメカニカルに比べ反応が遅い | 同時押しが反応しない場合がある
メンブレンスイッチは、安価で製造しやすく、一般的なキーボードスイッチというわけです。
その分、キーを最後まで押さないと反応しなかったり、同時押しに反応しにくかったりといったデメリットがあります。
FPSゲームだと、「斜め移動+武器の切り替え」とかが反応しなかったりもあるので、ゲーム用にはあまりおすすめしません。もちろん、プロゲーマーは1人もメンブレンスイッチのゲーミングキーボードは使用していないです。
メカニカルスイッチの特徴
キーに内蔵された電子スイッチが押され、入力を感知するスイッチ方式
メカニカルスイッチは、キー1つ1つに機械式のスイッチが備えられ、押されることで反応する仕組みです。
また、スイッチの中の「軸」と呼ばれるパーツに種類があり、押し心地やストロークが変わってきます。
メカニカルスイッチの軸の違い…
- 青軸:カチカチと爽快な打鍵感
- 赤軸:スッと沈み込むスムースな打鍵感
- 茶軸:控えめな打鍵感
- 銀軸:かなり軽い打鍵感 反応超早いが誤作動も…
メリット | デメリット |
---|---|
反応が速い 同時押しに優れる | 快適にタイピングができる価格が高い |
機械式のスイッチなので、押し心地が軽かったり、反応が速かったりゲーミング用にベストなスイッチです。プロゲーマーは基本的にメカニカルスイッチのキーボードを使用しています。
そのほかのスイッチ
さきほどチラッと出てきた、
- パンタグラフ式
- 静電容量式
上記のスイッチについてもサクッと解説します。
「パンタグラフ式」は、薄いスイッチで、例えばMacBookに採用されているスイッチです。スイッチ自体が薄いので多くのノートPCに採用されています。
構造はメンブレン式が薄くなったようなイメージです。
「静電容量式」は、メンブレン、メカニカル、パンタグラフと異なり、「非接触型」のスイッチです。イメージはタッチパネルで、画面に触れなくても反応するタイプがありますが、それと同じです。
ATMの暗証番号を打つスイッチがありますが、あれは静電容量式のスイッチです。スコスコと気持ちいいですよね。
続いては、メンブレンスイッチ、メカニカルスイッチ、それぞれのおすすめできるゲーミングキーボードについて紹介していきます。
メンブレンスイッチのおすすめゲーミングキーボード
メンブレンスイッチはゲームにはあまり適さないと紹介しましたが、メカニカルスイッチのキーボードとの価格差はやはり大きいです。
予算の都合や、とりあえずこだわりはないからゲーミングキーボードが欲しい、という方向けのおすすめを紹介します。
K10|NPET
僕が購入した中で、メンブレン式だけど普通に使えるな…と思えたのが「NPETのK10」です。
キースイッチはメンブレン式ですが、サクサクと軽い押し心地が特徴で、長時間のプレイでも疲れることなく使い続けられました。
最近では、Amazonのベストセラーにも選ばれているモデルで、最初の1台が欲しい方にはおすすめですね。
NPETというメーカーは、聞いたことない方が多いかと思います。買ってはいけないメーカーではないので、問題ありませんが、心配な方は下記の記事で、「NPETの評判」について解説しています。
メカニカルスイッチのおすすめゲーミングキーボード
メカニカルスイッチには様々な軸がありますが、僕がおすすめするのは「赤軸」です。
「とりあえず赤軸を選んでおけば大丈夫」と言われる、安定な軸で、スゥスゥと爽快にタイピングすることができます。
その赤軸から、最近出会った、おすすめの1台を紹介します。
G01|iClever
メカニカルスイッチのゲーミングキーボードは、1万〜3万円くらいが相場ですが、「iCleverのG01」は4,500円でラインアップしています。
安すぎて怪しいので、3週間の使用で検証しましたが、普通に使えるゲーミングキーボードでした。
テンキーレスで、マウスの可動域も広く取ることができ、ゲーミングキーボードとして完成されています。
ゲーミングキーボードのデビューをしたい方に、「G01|iClever」は、最初の1台としておすすめです。
メーカーについての評判は下記でまとめています。
以上、メンブレンスイッチとメカニカルスイッチの違いについてでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。