ゲーミングキーボードに使われている「オプティカルスイッチ」ですが、メリットもあればデメリットもあります。
オプティカルスイッチのデメリットってなに…?
こういった方向けに、本ブログで解説していきます。購入前の参考にどうぞ。
オプティカルスイッチとは
最初に、オプティカルスイッチについてをサクッと解説します。
オプティカルスイッチは、Razerが独自開発した「光学式メカニカルスイッチ」のことです。
メカニカルスイッチが分からない方は、まず下記を読んでください。
メカニカルスイッチとは
キーを押すことで、内蔵された電子スイッチが押され、入力を感知するスイッチ方式
多くのゲーミングキーボードで採用されている、機械式のメカニカルスイッチと違い、オプティカルスイッチは光で入力/遮断を行っています。
また、Razerで独自開発されたスイッチのため、Razerのゲーミングキーボードにしか採用されていません。
オプティカルスイッチの仕組み
オプティカルスイッチの1番の特徴は、キーに内蔵されている「光学センサー」です。
キーの入力によって、光を検知して、入力の反応が行われます。
機械式ではなく、光学センサーのため、入力が高速で、キーの耐久性もかなり高くなるのが特徴です。
オプティカルスイッチのデメリット
ゲーミングに優れたオプティカルスイッチですが、デメリットを挙げるとすれば、下記の3つです。
- 作動点が短い
- 価格が高い
- 修理ができない
上記について、説明していきます。
作動点が短い
オプティカルスイッチのメリットでもあるのですが、人によってはデメリットになるかもしれないのが「作動点の短さ」です。
まず、Razerのキースイッチの比較表は下記です。
スイッチ | オプティカル | メカニカル | |||
作動式 | 光学式 | 機械式 | |||
軸 | クリッキー | リニア | グリーン | イエロー | オレンジ |
感触 | 超軽いタクタイル | 超軽いリニア | タクタイル | リニア | 軽いリニア |
寿命 | 1億回 | 1億回 | 1億回 | 1億回 | 1億回 |
ストローク | 3.5mm | 3.5mm | 4.0mm | 3.5mm | 3.5mm |
作動点 | 1.5 | 1.2 | 1.9 | 1.2 | 2.0 |
リセット点 | – | – | 1.5 | 1.2 | 1.8 |
押下圧 | 45g | 45g | 50g | 45g | 50g |
オプティカルスイッチは、メカニカルスイッチに比べて、作動点が浅いです。
高速なキータッチが可能ですが、深めのストロークが好きな方にもデメリットになるかもしれません。
深いキータッチがどうしても好きな方は、オプティカルスイッチはやめた方が良いかもしれません。
価格が高い
オプティカルスイッチは、精密なパーツを使用しているため、キーボードの本体価格も高くなっています。
オプティカルスイッチのゲーミングキーボードは、プロも使用しているハイエンドモデルのため、価格を抑えたい人には、予算オーバーになってしまうかもしれません。
修理ができない
オプティカルスイッチは、Razerの独自技術であるため、キースイッチの修理は簡単にはできません。
メーカー保証でしか修理はできないため、一応デメリットにあげておきます。
オプティカルスイッチの耐久は、業界トップクラスの「耐久1億回以上」をクリアしているのと、メーカー保証も1年あるので必要ないですね。
オプティカルスイッチのメリット
オプティカルスイッチのメリットは下記です。
- キー作動が高速
- 耐久性が高い
- キーのどこでも押下圧が均一
上記のとおり。
キー動作が高速
オプティカルスイッチは、光学センサーにより、作動点を浅く作られているので、高速な入力が可能です。
ゲームだけでなく、タイピングにおいても、軽くて軽快な入力をすることができます。
耐久性が高い
オプティカルスイッチは機械的な接点を持たないため、耐久性に優れています。
メーカーでも「無敵の耐久性」と謳われており、耐久性にも磨きがかかっています。
押下圧が均一
押下圧とは、「キーを押すために必要な力」のことですが、オプティカルスイッチは、キーのどこを押しても押下圧が均一に作られています。
キースタビライザーというパーツが組まれているので、「キーの端だと感触が重い」ということなく、均一な感覚でタッチできます。
FPSゲームでは、小指だけで連打することもあるので、大きなメリットと言えますね。
オプティカルスイッチ搭載のゲーミングキーボード
Razerには様々なゲーミングキーボードがありますが、オプティカルスイッチが搭載されているのは「Huntsmanシリーズ」のみです。
「Huntsmanシリーズ」は、現在「V3 Pro」というバージョンが最新となっています。
Razer】Huntsman V3 Pro
「Huntsman V3 Pro」は、Hunstamanシリーズの最新作で、最高峰のスペックを備えたゲーミングキーボードです。
テンキーレス、ミニサイズで、合計3種類がラインアップされています。
モデル | サイズ | キー配列 | 価格 | リンク | |
---|---|---|---|---|---|
Huntsman V3 Pro | フルキー | 英語配列 | ¥42,880 | Amazon | 楽天市場 |
日本語配列 | ¥36,980 | Amazon | 楽天市場 | ||
Huntsman V3 Pro Tenkeyless | テンキーレス | 英語配列 | ¥36,980 | Amazon | 楽天市場 |
日本語配列 | ¥32,980 | Amazon | 楽天市場 | ||
Huntsman V3 Pro Mini | 60%サイズ | 英語配列 | ¥29,980 | Amazon | 楽天市場 |
日本語配列 | ¥26,980 | Amazon | 楽天市場 |
「ラピットトリガー」という、アクチュエーションポイント(作動点)を、0.1mm単位で調整できるモードに対応しています。
キーのON/OFFのレスポンスに優れているので、連打を超高速で行うことができます。
Hunstman V2 から進化した点は、このラビットトリガーを搭載したスイッチになります。
プログレードのハイスペックゲーミングキーボードを使いたい人は、「Huntsman V3 Pro」を選ぶべきですね。
以上、「オプティカルスイッチのデメリット・メリット」についてでした。
参考になったら幸いです。