こんにちは、ゲーミングモニターに詳しい人です。

- 「モニターの解像度ってなんだろう」
- 「僕はどれくらいの解像度のモニターを選べばいいんだろう?」
こういった悩みを解決します。
本記事の内容
- モニターの解像度ってなに?
- ゲーミングモニターに必要な解像度とは。
本記事では、解像度と基礎知識から、ゲーマーやこれからモニターを買おうとしている人に役立つ知識まで、幅広く解説していきます。
初心者の人でも分かりやすいように説明していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
モニター解像度の基礎知識
はじめに、モニターの解像度とは、以下のとおり。
モニター解像度
モニター解像度:「モニター画面の縦×横のドット数」のこと
解像度の単位
解像度の単位には、「画素」「dpi」「ppi」が用いられますが、モニター解像度は、画面の縦×横を表すため、「〇〇×〇〇」という数字のみで表記されます。
dpi、ppiについては、のちほど深掘りして解説します。
ここまでは、基礎の基礎です。次にこういった疑問ができるかと。
質問:モニターの解像度が変わると、なにが変わるの?
回答:モニターの解像度は、画質の良さに直結します。具体的に解説しますね。
モニターの解像度と画質の関係
解像度の違いを知るには、「モニターがどうやって画面を表示しているか」を理解すれば簡単です。
モニターの画面とは、ドット(ピクセル)という点が縦横に並び、そのドットの点灯や色の変化から映像を表示させています。
よって、解像度と画質の関係は以下のとおり。
- 「1920×1080」(解像度:高)→画質が高く、きめ細かい綺麗な映像
- 「640×360」(解像度:低)→画質が低く、粗い映像
解像度は高いほうが、映像は、きめ細かく綺麗な映像となります。
とはいえ、解像度の種類は仕組み上は無限ですが、製品上は制限があります。どれくらいの種類があるのか、紹介しますね。
解像度の種類と限界
映像でもっとも一般的なアスペクト比である、16:9での解像度の一覧は下記のとおり。
解像度一覧(16:9) | |
SD(スタンダードビジョン) | 「720×480」 |
HD(ハイビジョン) | 「1280×720」 |
FHD(フルハイビジョン) | 「1920×1080」 |
2K(ワイドクアッドハイビジョン) | 「2560×1440」 |
4K(ウルトラハイビジョン) | 「3840×2160」 |
8K(スーパーハイビジョン) | 「7680×4320」 |
現在、最高の解像度は8Kになります。技術的な意味と、人間が感じ取れる臨場感も8Kまでが限界との研究も出ています。
» 参考:wikipedia
解像度からわかる4K映像の綺麗さ
綺麗といわれ、実際見ても綺麗な4K映像ですが、解像度からもその綺麗さは理解することができます。
- FHD=「1920×1080」=約200万画素
- 4K=「3840×2160」=約800万画素
- 4Kは、FHDの4倍の解像度
上記のとおり。
4K映像はFHD映像の4倍の綺麗さであることが、解像度からもわかりますね。
モニター解像度と画面サイズの関係
「解像度=画質」のイメージで説明しましたが、注意ポイント以下より注意ポイントです。
解像度が同じでも、画面サイズが変われば画質は変わる。
ということです。
同じフルHDのモニターの例
例えば、同じフルHDのモニターでも、表示する画面のサイズが大きければ、その分引き延ばされ、粗い映像となります。
同じことで、
モニターの画面サイズが同じなら、解像度が高いほうが映像が綺麗ということ
で、こう考えれば当りまえですね。
同じ24インチモニターの例
画面サイズが同じなら、解像度の高いほうが、ドット(ピクセル)の数が多く、表示領域が広いことから言えることです。
「dpi」「ppi」「ドットピッチ」とは
画面のドット(ピクセル)の量を表すものが、dpi(ppi)になります。
dpi:ドット パー インチ
ppi:ピクセル パー インチ
意味は、「画面1インチにいくつのドット(ピクセル)があるか」を表しているものです。
正しい使い分けとしては、下記のとおり。
dpi:印刷物
ppi:モニターなどデジタル画像
モニターで使うなら、ppiが正しい使い方です。
dpi、ppiは、画面サイズと解像度が分かれば、計算より求めることができます。
24インチ | |||
解像度 | ピクセル数 | ppi | ドットピッチ |
FHD | 1920×1080 | 91ppi | 0.277mm |
2K | 2560×1440 | 122ppi | 0.208mm |
4K | 3860×2140 | 183ppi | 0.138mm |
上記のとおり。
ドットピッチとは、ピクセルとピクセルの間隔のことです。ppiが求められれば、必然的に求められますね。
「dpi」や「ppi」と同じようにドットピッチも解像度を表すものの1つです。
ゲームの解像度とモニターの解像度の関係
こちらについては、ゲーマー向けに解説していきます。ゲーマーでない方は飛ばしてどうぞ。
ゲームをプレイするときには、設定で解像度を設定しますね。
モニターの解像度と、ゲームの解像度が、異なる場合は、等倍表示もしくは、拡大表示が必要になります。
拡大表示では、解像度をそのまま拡大するので、引き延ばした粗い映像となります。
等倍表示では、同じ解像度のエリアで表示するので、設定のままのサイズの映像を表示できます。
ゲームがフルHDなら、高解像度でサイズの大きいモニターを買ってもあまり、、、。って感じです。
これらが24インチモニターが人気の理由でもありますね。
»【簡単】〇〇インチとは?自分に合ったモニターサイズの選び方とは?
ゲーマーの人なら、上記を押さえておくと設定がスムーズにいくかと思います。
4Kを表示できる接続方法
4Kなどの高画質な映像を表示するためには、モニターだけでなく、接続端子も4K対応である必要があります。
» 4K対応 HDMIケーブル
» 4K対応 DisplayPort
DV-IやDV-Dといった端子では、4K出力できないので注意が必要です。接続端子については、別記事で詳しく解説しています。
以上、モニターの解像度についてでした。最後まで読んでいただきありがとうございました。